2016年2月22日の記事にディミニッシュコード の覚え方「○7のルートを半音上げると○#dim7になる」と書きました。
ここでピンときた方もいるかと思います。
じゃあ逆にdim7のルートを下げるとどうなるか?そうです半音下で7thコードができるわけです。
ここで一つポイントがありましてディミニッシュコードはその構成音の特性上一つのディミニッシュを覚えたら、構成音の同じ他の3つのディミニッシュを覚えたことになるのです。例えばCdim7、E♭dim7、G♭dim7、A(B♭♭)dim7は構成音が同じになるのです。詳しい事はここでは省きますね。
話を戻しますが上の方で赤字でdim7のルートを下げると半音下で7thコードができると書きました。ディミニッシュの4つの構成音のうちのどれでもいいので、どれか1つをルートと考え半音下げます。構成音は4つあるので4つの7thコードが完成します。
ややこしくなってきましたので図で説明します。
まずよく見るディミニッシュコードの形です。
これの赤○のどれか一つを半音下げてみます。すべての赤○を1個ずつ下げた図がこちら、8通りできます。下げた音は青○です。
これすべて7thコードの形です。分かりにくいかもしれませんのでよくあるローコードにしてみます。○にRと書いてある部分はルートです。
灰色の○で少し音を足してありますが、見たことある形もあるんじゃないでしょうか。
まとめですが、2016年2月22日の記事で1つの7thコードから1つのディミニッシュコードを作りました、そして今回その1つのディミニッシュコードから4つの7thコードの形をつくりました。
つまり1つの7thコードから4つの7thコードの形を導く事ができるという事になるんじゃないでしょうか。ローコードを覚える時にルートがどこにあるかも一緒に覚えておく方がいいですね。
何だか回りくどくてややこしいお話になってしまいました、最後まで見てくれた方本当にありがとうございます。